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健康な歯と歯並び~歯科矯正治療について~

2013/05/01

最近の学校歯科健診ではむし歯のチェックだけでなく、歯周病や歯並びについても詳しく見るようになりました。それだけ歯並びの重要性が認識されてきたといえます。歯並びが悪いと歯磨きを行いにくいため、むし歯や歯周病になりやすくなります。子供では顎や顔の成長への悪影響や発音障害、食べ物を噛み砕く働きが悪いため肥満や胃腸障害になりやすく、また噛む力が弱いために運動能力や集中力に悪影響を及ぼすこともあると言われています。矯正治療は歯並びの美しさの獲得だけではなく、病気を治すのと同様に歯の正常な咀嚼機能を取り戻し、健康な身体と健全な心をつくるための大切な歯科治療なのです。

不正咬合による障害

  • むし歯や歯周病になりやすい
  • よく噛めない(咀嚼機能障害)
  • 顎の成長、顔の形への影響(筋機能・骨の発育障害)
  • 発音障害
  • 口元が気になる(審美障害)

当院での矯正歯科治療の流れ

初診相談 現在の問題点や気になることをお聞きしながら診察し、矯正治療の概要・装置・期間・費用などをご説明します。
精密検査 治療計画に必要な頭蓋全体のレントゲン、歯のレントゲン、歯列の模型、写真などの資料をとります。症例によっては顎の関節のレントゲンや顎の運動の機能検査も行います。
矯正歯科診断 精密検査の結果をもとに、不正咬合の診断と治療計画、治療期間、治療費用などについてのご説明をします。
治療の開始 矯正歯科治療は大きく分けて、動的治療と静的(保定)治療の二段階があります。さらに動的治療は乳歯列や混合歯列期に主に顎の大きさや位置の治療を行う治療と、永久歯列期に個々の歯に装置をつけて正常な咬み合わせをつくる治療があります。それぞれの時期に適切な矯正装置を使用し、歯を動かし、段階的に治療を進めます。装置装着後は、3~4週間ごとに治療を行います。動的治療が終わると矯正装置をはずし、咬み合わせが安定するまで保定装置を使用し、移動した歯を安定させる静的(保定)治療を行います。

最近の矯正治療

歯列矯正というと歯についたギラギラした装置を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。最近では半透明の目立たない装置や、マウスピースのような取り外しが出来て、かつ透明なものなど新しい装置が開発され、他の人に知られないうちに矯正治療が終わることもあります。

  • 半透明の装置/透明な取り外し可能な装置

歯科センターでの矯正治療

歯科センターでは単に歯並びや噛み合せを治すだけでなく、小児歯科と協力して顎の発育などのコントロールをしたり、口腔外科とは顎の手術を必要とする外科的矯正治療などを行っています。また、より良い被せ物をするために部分的な矯正治療を行ったり、歯周病治療の一環としての矯正治療を行うこともあります。矯正治療中の歯磨き指導では、歯科衛生士の協力を仰ぎます。このように歯科センターでは多くの医師・スタッフと連携して、総合的な矯正診療を行っています。

矯正歯科医師 荒川忠博

歯科診療科のご紹介

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