よくあるご質問
![]() | お薬が入っている袋(薬袋)・お薬の説明書は、どのように見るんですか? |
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![]() | 平成15年11月25日より、薬局における調剤システムの入れ替えに伴い、薬袋・お薬の説明書が変わりました。患者さまの中には、以前と書き方が異なるため戸惑っている方も多いと思います。そこで、薬袋・お薬の説明書の見方について説明いたします。 薬袋に書かれている主な内容 ・患者さま番号:亀田メディカルセンターにおいて患者さま一人一人に割り振られた番号です。お問合せ等の時、この番号を教えてください。 ・患者さまのお名前:患者さまご自身のお名前が記載されています。お名前が間違ってないかご確認ください ・調剤日・投薬番号:お薬をご用意した日にちとそのお薬の番号です。 ・用法・用量:お薬の飲み方、飲む量が書いてあります。お薬を飲むときにご確認ください。 ・医薬品名:薬袋に入っているお薬の名前が記載されています。2種類以上入っているときもありますので確認してからご使用ください。 お薬の説明書に書かれている主な内容 ・患者さま番号:お問合せ等の時、この番号を教えてください。 ・患者さまのお名前:お名前が間違ってないかご確認ください。 ・調剤日・投薬番号: ・医薬品の写真・医薬品名・剤形・色形状:お薬の写真とともにお薬の性質が載っています。用法・用量と合わせてご確認ください。 ・用量・日数:お薬の飲み方、飲む量、投薬日数が書いてあります。お薬を飲むときにご確認ください。 ・効能・効果・注意事項:お薬についての説明が書いてあります。 ※その他にもっと知りたいことや聞きたいことがありましたら、薬剤師に気軽に声をかけてください。 |
![]() | 『食前』、『食後』っていつですか? |
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![]() | お薬の飲み方は、主に食事に合わせて、「食前」「食後」「食間」に分けられます。「食前」というのは、食事の20~30分前を指します。胃の中に食べ物がない方が良く吸収されるお薬や、吐き気止め、胃腸の働きを良くするお薬、漢方薬、食事により血糖値が高くなるのを抑えるための糖尿病のお薬などがあります。 「食後」というのは、食事の20~30分後を指します。食事の後は飲み忘れしにくいので、ほとんどのお薬は、この時間に飲むことが多くなっています。 「食後」の他に、「食直後」というのがあります。これは、食事後10分以内のことです。胃の中の食べ物により、お薬による胃への刺激を抑えたり、食べ物と一緒の方がよく吸収されるお薬などがあります。 また、「食直前」というのは、食事の10分前に飲むことを言います。なかには、5分前に飲まなければいけないお薬もありますので、薬剤師に聞いてみてください。 食事をしなかった時あるいは食事の時間がずれた時でも、毎日同じ「頃合い」に服用してください。ただし、食直後の指示のあるお薬は、ビスケット等食べ物を少しでも口にしてから服用するようにしてください。とくに糖尿病のお薬は空腹時に飲むと血糖が下がりすぎてしまうことがあります。 「食間」というのは食事の最中ではなく、食事と食事の間のことです。つまり食事の後、2時間くらいたった時間帯です。「食間」に飲むお薬には、胃の中に食べ物がない方がよく吸収されるお薬や、空腹時の胃の粘膜を保護するお薬などがあります。 その他、「起床時」「就寝前」という場合もあります。「起床時」は、起きてからすぐ、「就寝前」は、眠りにつく30分くらい前を指します。 |
![]() | お薬を飲み忘れたときは? |
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![]() | お薬を飲み忘れた時は、通常は飲み忘れに気付いた時点で、できる限り早く飲み忘れた分を服用してください。ただし、次回の服用時間が近い場合には、飲み忘れた分はあきらめて、次回の分から服用を続けてください。 2回分を一度に服用することは、避けてください。一度に飲むと作用が強くあらわれ、副作用を引き起こす原因となる場合もありますので危険です。 なお、お薬によって飲み忘れた時の対処法が異なる場合があります。詳しくは、医師あるいは薬剤師にご相談ください。 また、飲み忘れが数回ある場合には、その旨を次回受診時に必ず医師に報告してください。医師がそのお薬では効かないと思い、次からお薬の種類や量が変更になってしまうことがあります。 |
![]() | 坐薬の使い方は? |
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![]() | 坐薬というのは、肛門から挿入するお薬です。熱さまし、痛み止め、吐き気止め、けいれん止めなどがあります。 まず、坐薬を挿入する前に、排便や排尿を済ませておいてください。特に小児の場合は、排尿時に坐薬が出てしまう事もあります。 冷蔵庫で保存しているものを使用するときは、容器に入ったまま10秒程度、手で握って温めてから使用します。 容器から坐薬を取り出し、肛門の力を抜いて挿入してください。坐薬の1/2量を用いる時は斜めに切断します。乳幼児の場合には仰向けに寝かし、両足を持ち上げた姿勢で肛門内に深く入れて、4~5秒間は肛門を押さえます。排便時に坐薬が出てきてしまった場合には、医師または薬剤師に相談してください。吸収される量が少ないと充分な効果が期待できない場合があったり、また逆に坐薬を更に追加して挿入してしまうと投与量が多くなりすぎてしまう場合等があり、自己判断するのは大変危険です。 挿入してからどれぐらい経ったか、排便と共に出てきた量などを確認して、電話等で問い合わせてください。 また、坐薬を使用した後、数時間経過して排便をした際に油状の排泄物が出る場合がありますが、お薬に含まれている基材(油)ですので、この場合は心配はいりません。保管は、基本的に冷蔵庫ですが、冷蔵庫に保管しなくてもよい坐薬もありますので、お薬を受け取ったときには確認するようにしてください。 また、坐薬は体温で溶けるように作られていますので、冷蔵庫に保存しなくてもよい場合でも高温の所は避けて保管してください。 熱さましの坐薬を挿入しても熱が下がらない場合、すぐに追加せず、特に医師の指示がない場合には少なくとも5~6時間は間隔をあけてください。通常は1~2時間でお薬の効果があらわれますが、人によっては効きはじめが遅い場合があります。 |
![]() | 錠剤・カプセル剤の飲み方は? |
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![]() | お薬は、コップ一杯(150~180mL)程度の水、またはぬるま湯で飲んでください。 これは、お薬を飲みやすくし、よく溶かして吸収を良くするだけでなく、お薬が食道につかえて起きる食道炎の防止にもなります。しかし、お薬によっては多く水分をとらなければならない薬剤や、逆に病気の状態等で摂取する水分量を制限されている場合はその時々の指示に従ってください。 なお、最近では水なしで飲めるお薬が開発されています。これは口腔内崩壊錠といって、口の中で錠剤が壊れてだ液と一緒に飲み込むことができるお薬です。もちろん普通に水で飲んでいただいても結構です。 |
![]() | 子供のお薬の飲ませ方は? |
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![]() | 上体を起こして、お薬や水を飲ませてください。ミルクにお薬を混ぜるとミルクの味が変わり、ミルク嫌いになったり、飲み残してしまうこともあるので、ミルクに混ぜるのはなるべく避けてください。 乳児は、授乳後の服用では満腹となってしまい飲まないときがありますので、服用時間を医師または薬剤師と相談し、空腹時や食前に飲ませる方法もあります。 錠剤・カプセル あらかじめ口に水を含ませてから飲ませるとよいです。固形状のものが飲めない場合は、そのままつぶすか、カプセルを外して飲ませてください。ただし、お薬によってはつぶしたりカプセルを外すと効きめが弱くなったり、苦みが強くなるものがありますので、薬剤師にご相談ください。 粉薬 新生児や乳幼児の場合は、粉薬を少量の水などでペースト状に練って、上あご・ほほの内側に塗り、その後水やぬるま湯で飲ませてください。また、アイスなどに振り掛けて、一緒に飲み込む方法もあります。ただし、牛乳や果汁と混ぜると、お薬によっては効きめがなくなってしまうものもありますので、薬剤師にご相談ください。 水薬 水薬のビンをよく振って、1回分を他の容器、またはスポイトにとって飲ませてください。水薬はカビ等の汚染を受けやすいため、冷蔵庫に保管するようにしてください。飲みにくい場合は、1回量を計り取ったあと、水で薄めて服用してもかまいません。 |
![]() | 点眼薬の正しい使い方は? |
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![]() | まず最初に手を洗ってください。指で下まぶたを軽く引き、容器の先が目やまつ毛に触れないように気をつけて点眼してください。点眼薬は通常1滴で十分です。 点眼した後は数分間静かに目を閉じ、軽く目頭を押さえてください。目から流れ出た点眼薬は清潔なティッシュペーパーなどで拭いてください。 2種類以上の点眼薬を使う場合は、5分以上間隔をあけてください。容器のキャップをしっかり閉めて、直射日光や高温を避けて保管してください。感染症を起こす危険がありますので、他人の点眼薬や古くなったものは使用しないでください。 |
![]() | お薬の正しい保管方法は? |
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![]() | お薬の使用期限は未開封の状態で正しく保管されたときの目安です。保管方法が悪いと、効果がなくなるばかりでなく、場合によっては体に有害な影響を与えることもあります。 通常の場合は、直射日光を避けて少なくとも30℃以下、可能であれば15℃以下で保管してください。ただし、凍結は避けてください。湿度の高い時期には、粉薬や顆粒は固まったり変色したりすることがあります。乾燥剤や、冷蔵庫などにしまうようにしてください。特に病院で分包された粉薬の保管については湿気やすいので注意をしてください。 薬袋から、お薬を出してしまうと、何のお薬か、またいつ飲めばいいのか分からなくなってしまうことがあるので、お薬は薬袋に保管し、説明書と一緒にしておいてください。 また、乳幼児・小児の手の届かない所に保管してください。 |