胎児エコー検査(胎児超音波検査)
![]() カメラ | お母さんと共に赤ちゃんが元気かどうかを確認するために妊婦検診は定期的に行われています。おなかの赤ちゃんには直接触れることができないので赤ちゃんを観察する方法としてエコー検査(超音波検査)が広く用いられています。 |
エコー検査とは?
人間には聞こえない高い周波数の音(超音波)を身体にあて、その反射を用いて生体内の構造や血液の流れなどを調べる検査です。
エコーの種類
妊娠初期に行われる経膣エコーと妊娠中期から行われる経腹エコーがあります。
経腹エコーには赤ちゃんの成長を見るために計測をする一般エコーと、赤ちゃんを詳しく観察する精密エコーがあります。
検査内容は?
おなかを出して仰向けになっていただきます。おなかに検査用ゼリーを塗ります。時間は一般エコーでは20分程度です。精密エコーは30~40分程度です。

検査風景

顔(正面)

頭と体
胎児エコーでわかることは?
赤ちゃんの形態を観察します。赤ちゃんの数や胎位(頭が下なのか、逆子なのか)、性別、心拍、赤ちゃんの断層像から推定体重の計測をします。大きな奇形などの他に、胎盤の位置や羊水を見て赤ちゃんが元気かどうかを観察します。
胎児エコーでわからないことは?
染色体や遺伝子の数や構造の異常、赤ちゃん自身が小さいため小さい形の異常は見つけることはできません。赤ちゃんの向きによって診断ができない場合があります。エコー検査でもまだまだわからないこともあります。