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世界に羽ばたけ若者達よ (学校法人鉄蕉館理事長 亀田省吾) 2018/09/01

学校法人鉄蕉館理事長
亀田 省吾

「欲ない、夢ない、やる気ない」、この3つのYがないことが現代日本の最大の危機と作家の堺屋太一さんがおっしゃっていますが、まったく同感です。

私の若い頃は、みな自動車やファッション、そして海外旅行などに強い興味を持ち、出世欲もあり、海外留学などにも憧れを抱いていました。しかし最近では、自動車は単なる道具となり、あえて言葉の通じない国への留学にチャレンジする若者もめっきり減りました。これらの現象は、情報社会の進展により世界が狭くなり、外国に抱く神秘的な思いが薄れてきたことや、生活が豊かになり、物欲が少なくなってきたなどの側面があるかもしれません。

一方、日本は、急激な人口減少が進む中、経済の縮小を余儀なくされています。グローバル化なくして、今後日本がアジアの一流国の立場を維持していくことは困難です。優秀な外国人の起用はもとより、常に国際競争力のある日本の知恵や技術を生み出し、新たな価値を生み出すことが求められています。そのためには、高い志を持ち、海外に飛び出し、世界で活躍し、評価される人材育成が重要です。幸い医師をはじめ亀田の職員には、高い志と大きな夢を持ち、世界に向けてチャレンジしている若者が大勢います。このような風土こそが、亀田の伝統であり、プライドであり、最大の財産といえますから、今後もサポートしていきたいと思います。

亀田の看護教育は1954年の准看護婦学校の開設にはじまりますが、1973年には在校生を対象としたハワイの海外研修が始まりました。その歴史は、さまざまな時代の変遷を経て、亀田医療大学にも脈々とつながっています。このことが現在の亀田が国際的に高い評価を受けている大きな原動力になっていると考えます。

亀田医療大学では、現在、中国の3大学とグアム大学との間で協定を結んでいます。特にグアム大学とは、学生の交流や、インターネットを使ったテレビ会議を始めるなど年々交流を深めて来ました。グアムはアメリカの准州という位置づけで、グアム大学は日本に最も近いアメリカの公立大学です。グアムやサイパンで取得した医療者のライセンスは、もちろん全米で通用します。

グアムを中心とした南太平洋地域は医療施設では、医師や看護師をはじめとした医療者が圧倒的に不足しています。そこで、現在、グアム政府や地域の基幹病院であるグアム記念病院等と、双方にメリットのある仕組み作りを始めました。

計画では、亀田メディカルセンター、亀田医療大学、グアム大学、グアム記念病院等が連携して、海外での活動を希望する向上心の高い学生や看護師に対して、語学教育からアメリカの看護師資格、更に就職に必要な社会保障番号や永住権の取得まで、幅広いサポートを行い、地域医療への貢献と国際的視野を持った看護師育成を目指しています。

亀田医療大学では、そのような学生の受験枠も検討しており、多くの優秀な看護師が亀田から世界に飛び出し、将来の日本のリーディングナースに成長することを願っています。

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