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お知らせ

G棟完成前特集(③透析センター) 2022/03/15

  • 患者さま向け

③透析センター

新棟「G棟」は今年5月の竣工をめざして、現在各フロアの内装工事が急ピッチで進められています。今回はG棟6階に移転する「透析センター」についてご紹介します。

透析センターとは

3月の第2木曜日にあたる3月10日は、腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する「世界腎臓デー」でした。

腎臓は体内の不要な老廃物や余分な塩分・水分を尿として体の外に捨てる働きがあるほか、体の電解質のバランスを保つ、血圧を適切に調整する、骨や赤血球をつくる働きを助けるなど、生命の維持に重要な役割を果たしています。

世界トップクラスの長寿国の日本ですが、近年「慢性腎臓病」(何らかの腎臓の異常が慢性的に続いている状態)が増加傾向にあり、成人の8人に1人が該当するといわれています。

慢性腎臓病の初期は自覚症状のない場合が多く見過ごされがちですが腎機能障害が徐々に進行し慢性腎不全になると、むくみや血圧上昇、貧血、夜間多尿など体にさまざまな不調をきたすようになります。食事療法や投薬によってその進行を遅らせる治療を行っても末期腎不全に移行し、生命の維持がおびやかされる状態になった場合、腎臓の働きを補うために腎代替療法(透析療法や腎移植)が必要になります。

日本は諸外国に比べて、臓器提供者が圧倒的に少なく、末期腎不全と診断された患者さまの多くは、医師との相談を経て透析療法を受けることになります。日本透析医学会の2020年末の調査によれば、日本の透析患者数は34万人を超え、その大半を血液透析(※)が占めています。

人工的に血液中の余分な水分や老廃物を取り除き、血液をきれいにする働きを腎臓に代わって行う透析療法のうち、体外の機械に血液を通す治療法。

外来透析施設である当院透析センターはベッド数70床で、現在200名前後の患者さまが通院されています。月曜日から土曜日まで午前枠・午後枠・夜間枠の3クールで、血液透析を主としてあらゆる血液浄化療法(血漿交換療法、血液吸着、腹水濃縮など)に対応しています。また、重症患者さまや緊急での治療にも24時間対応できる体制を敷いています。そのほか、近年患者さまの高齢化も進み、透析患者さまのなかには筋力低下により転倒しやすい患者さまも見られるため、透析中に筋力低下防止の運動なども実施しています。

新しい透析センターでは、感染症の患者さまに対応できる陰圧対応の個室を設けたほか、全装置電解水オンラインHDFに対応できるよう設備面を強化。拒絶反応が生じにくく酸化ストレスを軽減する透析を実現することで合併症を減らし、QOL(生活の質)向上と生命予後の改善を目指します。

防災対策

災害対策棟であるG棟には大型の非常用発電機が整備されているほか、透析用原水備蓄も行っているため、停電や断水が発生しても透析医療を安定的に提供できる環境を整えています。また、災害時には医療物資の配送も滞ることが予想されるため、透析原液や消耗品なども1週間分を目安に備蓄を行っています。

そのほか、透析センター内に災害対策係を設け、年2回ほど独自に災害時訓練(消火器や消火栓の使用訓練、搬送訓練など)を行うなど、日頃から災害リスクを確認しています。

移転に伴うお知らせ

透析センターでは可能な限り診療体制を維持するため、5月21日(土)午後と翌22日(日)でG棟6階へ移転を予定しています。そのため、現在のE棟3階での外来診療は5月21日(土)が最終日となり、5月23日(月)からはG棟6階にて診療を行います。

通院中の患者さまには移転直前の透析予定を一部変更させていただく場合がありますので、ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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