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G棟完成前特集(①建物概要) 2022/02/15
①建物概要
基幹災害拠点病院としての機能強化や、患者さまや従業員の環境改善をめざして、2020年末からB棟裏で建設工事が進められてきた新棟「G棟」。現在、今年4月末の一部開業に向けて急ピッチで作業が進められています。
今回はG棟がどういう機能をもった建物なのか、その概要をご紹介します。
建物概要
構造 | : | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上7階建て |
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敷地面積 | : | 8,593.57㎡(2,599.6坪) |
延床面積 | : | 新棟及び付属建屋7,470.08㎡ |
各フロアの構成 | : | 7階 (屋上)機械室 6階 透析センター 5階 リハビリテーションセンター、災害時避難所 4階 オフィス 3階 ARTセンター、オフィス 2階 備蓄倉庫、災害時避難所 1階 オフィス |
なぜ、“G”棟なのか?
千葉県の基幹災害拠点病院の指定を受ける当院では、災害時も病院機能が維持できるよう、これまで建物の耐震化や特高受電設備をはじめとしたインフラ整備を進めてきましたが、老朽化した建物の再整備が課題でした。
近年多発する大規模災害に対処していくために、災害時も患者さまや職員の安全を確保しつつ、基幹災害拠点病院として役割を果たせるよう、この度災害対策棟として新棟「G棟」を整備しました。G棟の名前は、危険から身を守る、防御を意味する英語のguardに由来しています。
施設の特長
<災害への備え>
国土交通省の「災害時拠点強靭化緊急促進事業」として建てられたG棟には、地震や台風といった自然災害時の避難や支援を目的に、帰宅困難者や負傷者等を受け入れるスペースがつくられました。また備蓄倉庫や大型非常用発電機も新たに整備するなど、一層の機能強化を図っています。
また、東日本大震災や令和元年房総半島台風では発災直後から関係機関と連携し、治療の中断が命にかかわる透析患者さまなどを積極的に受け入れた経験から、6階の透析センターのほかに、透析対応可能な受入スペースを別フロアにも確保しています。
次回から、G棟移転予定のARTセンターや透析センター、リハビリテーションセンターなどについてご紹介します。